den’s blog

気まぐれ日記

最近の興味

最近読んだ本

・正欲 朝井リョウ

・ペルソナ-脳に潜む闇 中野信子

 

読みたい本

・新訂版 タモリのTOKYO坂道美学入門 単行本

 

「正欲」

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www.shinchosha.co.jp

率直にとてもとても良かった。

決して爽やかな本ではないし、もやもやが残る部分も沢山あるけど、自分の想像が到底及ばない世界があるのだと(あくまでもフィクションではあるけど)実感した。

 

「どんな相手であっても、違いを受け入れよう」

「人とは違う自分も好きになろう」

といったある意味無責任な言葉でくくって固くなっていた自分の頭の中を、

ぐるぐるかき混ぜられるような感覚。

 

違いは存在している以上、自分が受け入れようと拒絶しようと、無くなりはしない。「多様性という言葉でくくり、みんな違ってみんないいと言ってしまうことで、考えることを放棄してしまっている」なんて考えたこともなかった。

変えていくべき部分も、課題も山積みだけど、表面だけを変えていくだけでは、

結局何も変わらないのかもしれない。

 

自分の考えが変わったところで、もしかしたら現実世界は何も変わらないかもしれない。それでも本を読む前後で自分が見ている世界が少し変わったから、それをもっと積み重ねていきたい。それでいい。

 

読み終わった後に、帯とかラジオで他の人の感想を聞いて、また楽しんでいる。

物語を早く知りたくて急いで読み切ってしまったから、後でじっくり読み直してみたい。

あと、この本を読んだ感想を他の人と話してみたい。

 

「ペルソナ-脳に潜む闇」

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正欲の後に読んだ本。

多様性という言葉こそ少ないものの、そういったことを考えさせられる本だった。

シャーペン片手に読み進めてみた。

線を引きながら読むと、ただ読み進めるよりも意識して読むことができるようで、良かった。

 

テレビで見て想像していた姿とは少し違う筆者の姿が、自分との違いを見せつけられるようでいて、面白いけど少し辛い。でも面白い。

 

無駄を許容できる社会は豊かなんだな。

自分の心は無駄を許容できているのかな。

 

色々思うところはあったので、また気が向いたら記録しておこう。

 

「新訂版 タモリのTOKYO坂道美学入門 単行本」

無駄を許容するとか、色々な知識を持っているということを聞いて、浮かんだタモリさん。

ちょっと調べてみたら気になってしまった。

こんな大人が自分の理想だなと思いながら、タモリさん関連の本を探していて見つけた。少し前の本らしく、定価よりちょっと高額だったから、もう少し考えてから購入を検討しようと思っている本。

 

特別、坂道に思い入れがあるわけではないのだけど、タモリさんのものの見方とか興味の持ち方とかが少しでもわかったらいいな、という気持ち。

 

広く深い知識をもった人間になりたい。