den’s blog

気まぐれ日記

「人間失格」を読んで

「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当がつかないのです」

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太宰治の「人間失格」を読み返してみて。

人間失格といいながら、誰よりも人間らしいのではないかと感じた。

器用すぎるが故の不器用、とでも言うべきか。

 

恥をかくことができるのは、恥をかくだけの”行動をした”ということであるならば

恥の数が多ければ多いほど、人間としての深みが出るのかもしれない。

 

周囲からあきれられる主人公だが、

今の自分よりも生きることと向き合っている気がした。

人間失格という主人公より駄目な自分はもはや人間のスタートにも立っていないということなのか。

 

悲しいような、気が楽になるような。

 

とりあえず言えることは、お酒を飲むとろくな文章が書けない。

(お酒を飲まなくとも、ろくでもない文章ばかりではあるが…)

 

以上。